2014/12/07 Category : 辞世の言葉 北原白秋 一度安心したせいか、もう打ち勝つ気力もない。駄目だ、駄目だよ。 当時、姦通罪は死罪でした。 その中、既婚の女性徒関係を持った詩人、歌人でもある北原白秋。 自宅療養中―― 「ああ蘇った。隆太郎、今日は何日か。11月2日か。新生だ、新生だ。この日をお前達よく覚えておおき。私の輝かしい記念日だ。新しい出発だ。窓をもう少 しお開け。ああ、素晴らしい」 しかし最後には、新生とはいかず、「駄目だ、駄目だよ」と呟いて死んでいった。 PR