2014/11/26 Category : 辞世の言葉 有島武郎 愛の前に死がかくまでも無力なものだとは この瞬間まで思はなかつた 一人の女性と心中を遂げた、有島が残した遺書の中の一節です。 梅雨の時期に一ヶ月以上遺体が発見されなかったため、有島の死体は腐乱が進んでおり、蛆虫の巣と化していました。死を前に愛を嘆く言葉は多いですが、愛を前に死を無力と見なす辞世の句は、人の心を打つ者が有ります。 PR